肉を食べると太る?

「肉を食べると太る」と思っている方が、結構いらっしゃるのではないかと思います。脂身の多い霜降り肉はカロリーが高く、摂りすぎると確かに太る原因になります。しかし脂身の少ない赤身の肉は、少々食べても太りません。

なぜかというと、赤身の肉には、脂質を燃焼させる働きのあるカルニチンという物質が含まれているからです。このような理由により、赤身の肉は、ダイエットにも効果があるのです。

そもそもの太る原因は、脂質や糖質・炭水化物の過剰摂取です。摂りすぎて余ったカロリーが、脂肪に合成されて、身体を太らせるのです。

たとえば、「焼肉を食べに行くと太る」という人は、濃い味のタレに脂身の多い肉をつけて、白いごぽんと一緒にたくさん食べたり、ビールをいっぱい飲んだりしていませんか? あなたを太らせる犯人は、必ずしも「肉」ではないのです。

 

コレステロ-ル値が高いと、卵や肉を控えなければならない?

コレステロールの値が高いと、病院では患者さんに「卵や肉を控えましょう」と指導しています。しかし、このような食事制限をしても、あまりコレステロールの値は変わりません。

コレステロールは、食事由来のものは2~3割程度で、残りの大半は肝臓で合成されています。そして、食事由来のコレステロールが多くなれば、肝臓が自動的に合成量を減らしてくれます。このような調節機能があるため、卵や肉などのコレステロールを多く含む食品をたくさん食べても、コレステロール値は上がらないのです。

コレステロールが動脈硬化の原因になると言われ始めたきっかけは、「ウサギに卵を大量に食べさせた結果、血中コレステロール値が上昇し、動脈硬化が認められた」という実験結果が報告されたことによります。

これを聞いて素直な方は、「卵をたくさん食べるとやっぱり動脈硬化になるんだ」とお思いでしょうが、この実験には問題があります。

ウサギは草食動物なので、動物性のものは本来食べません。ですから動物性の脂質の処理機能が備わっていない体質なのです。しかし人間は草食動物ではありませんので、ウサギと同様の変化は起こりません。

卵も肉も、高タン白質で良質な食品です。安心して食べて構わない食材なのです。