アガスティアの葉に婚約者の名前が

「20代は、ずっと彼氏ナシだったんですよ」

みてもらった占い師さんは美人でもてそうなのに、不思議でした。

「オフレコなんですが……」と、20代にあったいろいろなことを、話してくれた。霊感がある分、ナイーブな女の子だったようです。

そのために、精神的にも肉体的にも、苦労しているらしかったです。ケガをして入院中に、友達が持ってきた本で、衝撃を受けたそうです。

青山圭秀さんの『アガスティアの葉』と、深野一幸さんの『アガスティアの葉とサイババの奇蹟』である。

「ああ、私、行こう」と思い立ち、占い師さんは、アガスティアの自分の葉を見に、インドへ行ったそうです。

知らない人のために説明すると、アガスティアの葉とは、自分の一生が書かれている葉のことです。

ナイーブといっていたはずでしたが、きっとナイーブな人ほど、行動力があるのでしょうね。普通、感動しても「行こう」とまではしないと思います。

本を書いた人間としては、こんなうれしい読者はいないのではないのでしょうか。

インドへ行くと、アガスティアの葉が出てきたそうです。占い関係で36歳を過ぎたら、それなりにいい仕事ができるということ。結婚のこととか、車で事故にあうことまで事細かに1年ごとに書いてあったそうです。

「気持ち悪かったですよ」興味あるけど、怖いでしょうね。

「やっぱり自分の死ぬ時期と、両親の死ぬ時期を見るのが怖かったです。それもバッチリ書いてあるんです」

今は、アガスティアの葉はかなり混んでいるという話でした。

「私は超ブームになる前にインドに行ったんです。今は日本人が行くから、値段が3倍につり上がっています」

サイババにも、会ったらしいです。

指紋を押すだけで、名前も生年月日も全部出てくるんです。将来の配偶者の名前もあったといいます。「Kで始まる、ファーストネーム3文字」とあったそうでえす。

実際に占い師さんのご主人の名前は「Kで始まる、ファーストネーム3文字」なんです。

背丈・家族構成・身体的特徴・ホクロ・出身・会う時期。全てそのとおりだったそうです。

「ああ、30歳過ぎるけど、結婚できるんだ」と思ったんだとか。そして30を過ぎて突然、お見合いの話があったらしく、「エッ、あのとおりの人じゃん」と思って、それでお見合いしたらしいです。

ホクロが手にあったので、「間違いない」と確信して結婚したといいます。

自分の「アガスティアの葉」を見てみたくなりました。

 

匂いで占う占い師

タロットで、占ってもらう。占い師さんが、カードをシャッフルし始めた。

「厨房のにおいがしますね」

カードをめくる前に、占い師さんが言った。

「飲食店関係の際立った方々とすごくいいご縁が出てきますよ。ホテルの総料理長とか。タロットをシャッフルする時、気を読むんです」私は、ホテルやレストランの仕事が多いのです。

占い師さんは、気功と太極拳をやって、においや気を感じるようになったらしいです。

20代、胃潰瘍になったと言っていましたが、占い師さんが、他人の気がわかりすぎたせいに違いない。

「辛かったですよ。電車に乗ると、いろいろな人の気を吸っちゃって、降りた駅で吐くんです」

何でもかんでも受けていいのではなくて、受けていい気もあれば、悪い気もあるのだそうです。

占い師んは、小学校3年生からタロットカードをやっていたといいます。しかも、雑誌の付録ではなく、本物。今も持っているそうです。

書店でタロットを見て、衝撃を受けたとか。早熟です。

受験勉強も全部タロットだったらしく、「どこが出るかってヤマをかけるんですよ」と言っていました。

両親の家系も、霊能者がいるらしいです。

父方の家系は、長野県の拝み屋さん、シャーマンだった。そのため、生まれつき予知能力があったのかもしれません。

占い師さんにとっては、占いは、小さい時からの、日常だったのですね。

「やっぱり自分自身の生活も成功していなきゃいけないので、日々いい意味で緊張しているんです。占い師にもピンからキリまであって、自己破産したりする人までいる。相談する人は占い師からエネルギー、元気を分けてもらいたいのだから、『この人、大丈夫かな』と思わせるようではいけない」と言っていました。

占い師さんは、きちんと学校も出て、ある程度社会勉強もして、家のこともやって、結婚して、一応区切りがついたら、本物になるだろうなと思っていたそうです。

占い師さんは、OL経験もあると言っていましたが、組織で働いても、ちゃんとできるだろうなという感じがしました。

「育った家庭環境で、『何くそ』と逆境を乗り越えて占い師になる人もいる。でも私は、白分か働かなくてもいい環境に育って、『人生って何だろう』と、第三者的に傍観できたからよかったかな」と占い師になった経緯を教えてもらいました。