占ってもらうときにはテーマを決める

占いを聞く側の姿勢としては、どう聞いていけばいいのでしょうか。

「我欲をぶつけない。『こうなりたいんだけど』『どうしてもこうなりたい』とか、いきすぎる人がいます。あとは、占いフリークにならないこと。占いのはしごはいけません」

相談者の中には、納得いくところまで聞きたいという人もいるし、趣味で聞いている人もいるし、話し相手が欲しくて行く人もいる。

占い師さんが言うには、「あっ、はしごしているなって、見てだいたいわかります。占いを聞く時は、テーマを決める。私は少しでも、1センチでも解決したいという問題を明確に、2つぐらい持っていったほうがいいと思う。人間、今日悩んでいることって、せいぜい1つか、2つです。目の前のここをどうしても参考に聞きたいということを明確に持っていく。質問にゆとりがあるほうがいい」ということでした。

質問にゆとりがあるというのは、せっぱつまりすぎていないということだと思います。
「こういう人とつき合っているけれども、結婚の話がなかなかないから、それを強硬に持っていくのか、それともほかにもご縁があるんでしょうかという聞き方を、あらかじめ相談者のほうでも映像を描いておいたほうがいいと思います」

たとえば、悩み事が2つあるとします。すごい大きい問題と、5分先の小さな問題とします。5分先の小さな問題だったら、それほどつらくはならなくて、今の自分の行動で何とか対処できることがあります。

「『1時間後に面接を受けるんですけど』と言われると、私もラフな気持ちでタロットの1枚引きをやります」と占い師さん。

占いというと、中学生、高校生のイメージが強いが、本当は大人のほうが必要なのです。私は、この年にもなって恋愛運を聞いているが、この年代にも恋愛運は大事なんです。

今は、圧倒的に40代、50代の相談者が多いと言います。仕事と、子供のことが多いのだそうです「取引先の相性を見てください」とか、「風水で店のレイアウトを見てください」とか。2月には、子供の受験目的の人がほとんどだと言います。

相談者は、30代、40代の女性が多く、結婚が遅れているということと、離婚が4割だとか。

若くして占い師になると、「こんな若造がやっていて」という言い方をするお客様がいるはずです。

占い師さんも経験しているらしく、「そういうの、ありましたよ」と言います。

日本は、おじいさんがやっていると、ありがたみがあるというような社会です。「TVのテロップのようにわかるんですよ。相談者が『なんだ、こんな若い子か』って思っているのが」そんな時占い師さんは先に「若くてすみません」って言うらしいです(笑)

そうすると「オオッ」と、オジサンが3秒ぐらい黙るみたいです。「それでもよかったら、お座り続けて下さい」と言うと、みんなじっと座っているそうです。

今となって思い出す占いのこと

あれは今から10年ほど前のことです。
友人が有名な占い師さんが出張で来ており、デパートの片隅で簡易的に占いをやっているから一緒に行ってほしいと頼まれ、占い自体初めてだった私は好奇心半分、疑い半分で行きました。

本当にデパートの片隅でそこを目的にしなければ立ち寄らないであろう場所に列ができており、女子の占い人気と情報の速さに驚きました。
順番がきて通されたのは一畳ほどのスペースにパイプ椅子が置いてあり、強めのパーマが胸元まである一見普通の50代ぐらいの女性が座ってました。

友人はこんな感じの人でした。

【見た目は森高千里似の美人。学校でも人気があり、1・2位を争うぐらいモテる女性】
【付き合った人は20歳まで1人。しかもその1人は前歯がシンナーの吸いすぎで溶けてなかった人】
【自分からは告白できず、気になる人がいても周囲にも相談できないタイプ】
【ひとつでも相手に欠点があると感じると全てが嫌になってしまう】

友人は切り出しました。
友人「私はいつ、彼氏ができますか?そしていつ結婚できますか?」
占い師「あなたは今まであまり恋愛経験がないようですがどうしてだと思いますか?」
友人「自分から好きになった人もいないし、いいなと思う人に出会ってないからだと思います」
占い師「あなたはこの土地にいても好きな人にも結婚相手にも巡り合えませんよ」
友人「え?!Σ( ̄□ ̄|||)そうなんですか?私はどこに行けばよいのでしょうか。」
占い師「あなたはすでに引っ越したいと思っている場所があるのではないんですか?」
友人「はい。姉がそこにいるのですが結婚しているので引っ越ししても一人なんです。」
占い師「その土地こそがあなたの探している場所です。そしてそこに運命の人がいます。」
友人「そうなんですね。わかりました。ありがとうございます。決心がつきました。/)`;ω;´)」

私はそのやり取りにビックリしました!!
友人が引っ越しを考えていたなんて。。そしてそれを今、決心したなんて。
私と友人の育った地域は港町で訛りが酷く、特に男性は言葉尻が強い印象を受けます。
私は別に気にならなかったのですが友人には抵抗があったようでした。

それから間もなく、友人は本当に引っ越しして離れ離れになってしまいました。
新しい土地で仕事を探し、2年間働いていましたが、彼氏ができたと報告はありませんでした。
しかし3年目に入った頃、突然彼女から連絡があり、結婚すると。
職場に出入りしていた業者の方で、なんと彼女から告白したとのこと。
プライドの高い、好きな人の相談もできなかった彼女が告白するとは。

今は二人の女の子に囲まれて幸せに暮らしているようです。
本当に引っ越してよかったと言っています。
あの時、占い師さんに背中を押してもらってよかったと彼女は相変わらず綺麗な顔で微笑んでます。

 

対面タロット占いで転職相談した。その結果( ;∀;)

初めて対面のタロット占いを受けたときの話です。

占い師の方は、見るからに占い師!(髪がながーくて、色が真っ白、とにかく色素が薄い感じ)の女性で、お部屋もまさしく占い部屋で、カーテン締め切り、ライトは間接照明、大きな鏡に大きなテーブル、沢山のエンジェルオブジェが並んでいました。足元には黒猫さんがそろりと行きかう…(+o+)

正直、最初は相当どぎまぎしました。「やばいところに来てしまったかもΣ(゚Д゚)」でも、お話を始めてくれたらなんとも優しい口調の優しい声の占い師さん。名前を伝えたすぐそばから「ちゃんづけ」でお話が始まりました。

そのとき私が一番聞きたかったことは「転職」。割と大手の企業に5年ほど勤めていた時期で、実際条件も非常に良い(給料、休日数、人間関係、仕事内容)会社だったのですが、たまたま学生時代の先輩から全く別な仕事のお誘いがあって、自分自身では、現状の条件を捨てるのはもったいない気もするなと思いながらも、でも新しいお話がめずらしく興味をひかれたので、タロットの行方も聞いてみようと思ったのです☆

タロットは複数引きでした。先生がシャッフルするのですが、途中で少し私もカードに触れるように言われました。結果は…「んー、その新しいところは、条件とか、そもそも団体として成り立っているのかしら?」とずばりでした(;’∀’)

まぁ、知人からの紹介という時点で、あまり大きな企業への話ではないことは想定ができる範囲かと思いますが。そうです、そもそもほぼ会社所属ではないようなお話だったんですね。だから、冷静に考えたら転職の条件比較には到底ならないので、私としては、今の会社に残った場合の未来と、新しい方へ行った場合の未来みたいなことを聞きたかったんですね。

結局、自分の心に直感で感じた「新しい方」へ進みました。今も後はありません。ただ、あの時に占い師さんが言ってくれた言葉で今でもしっかり覚えているのが、「5年勤めて少し飽きてしまったんじゃない?転職という考えよりも、仕事以外のことに時間を傾けてみるとか、今の仕事との関係性を変化させてみたらどうかしら?」と。

そのときは、すぐに転職を判断しなければいけない時期ではまだなかったので、「もしかしたら、そうなのかもしれない」と自分でも思い、まずは、その「仕事との関係性を変化させてみる」に気持ちを向けました☆結果、後にあたらしい道を選ぶことになりましたが、突然やめてしまうことなく、その経過として、ゆっくり考え、取り組み、あらためて自分の気持ちを確認できたので、とても良いお話、きっかけだったなと思います☆

その時から私も自分でタロットを少しやるようになりました。ここの占いのサイトにタロットのやり方や色んな占いの情報が載っているんで参考にしています。

占いは何かの行動のきっかけにするためのいい方法ですよね。

 

直感だけに頼ると胃潰瘍になる

密教占星術では、28の日に分ける。これを28宿と言います。それによると、私は「鬼」の日の生まれなんだとか。

たまたま、占い師さんに会ったその日も、暦を見ると「鬼」の日でした。

「今日はどういう日かと言いますと、自分の生まれた日というのは、会う人やする仕事というのは、これからあなたの一生を左右するようなことが多い日なんです」

偶然といえばそれまでなのですが、不思議な因果です。

「ルンルン系で、会う人、会う人楽しいとか、あと親しみがすぐわくとか、対人関係に恵まれていた日なんです」

鬼というのは、どういう星なのでしょうか。

「オール発展性。鬼の日の生まれの方って、サラリーマン生活はあまり似合わないんですよ。10年続かないんです。フリーとか、職業を何個か持っているとか。7~8年でサラリーマンとかOLをやめているんです。鬼の日生まれの方って」

確かに私は、8年で辞めています。

「鬼の日生まれの人って、『すごい人と出会った。ワア、うれしい』と思っても、最後がメチャメチヤな人が多い。ちょっと控えて、控えた恋愛をしましょうとおすすめしているんです」

私は、出し惜しみをしても、普通の人の五割増しということは、自分ではよくわかってます。

色々見ていくと、自分が交通事故にあった時とか盗難に遭った時はピッタリ、符合しているということでした。

星の相性の意味の1つである「壊」の日は、約束事がパーになったり、もくろみがちょっとはずれたりするらしいです。

占い師さんは、トイレに暦が貼ってあるといいます。

「ただ、私の場合、毎朝チェックするので、『なるほど』って、心構えができるんです。毎日毎日勘ばかり使っていると、本当に胃潰瘍になりますが、これは結構役に立ちます」

また、よくないことも、相談者に言うこともあるんだそうです。

「回避方法が見えるんです。今日はこういういい日で、彼に電話すれば別れないからとか、その人によって回避方法があるんです」

「あなたはいつもストレスを感じているから、お昼にビールぐらい飲んで、ホワッとならなきやダメよ」と、日常を忘れさせるんだとか。

[でも、お酒が覚めたら、現実に戻って彼ときちんと話をしなさい]と言うことも忘れないそうです。

占いの結果を聞くとかなり緊張ししまう人が多いといいます。

新しい出会いが確実にタロットで見えたら、「ちょっと中断して、2ヵ月会わないと、新しい話が来るよ」とすすめるそうです。

本人が目の前にいなくても、写真か名前だけでもわかるらしく、「いかに心から話せる相手と出会ったか。それが私の特訓です」ということでした。

単に、当たる当たらないではなくて、「的中率、プラスアルファがないと、占い師は難しいと思います」と言っていました。

話を聞くだけなら、友達でもできてしまいますからね。
「やっぱりお客様からお金をもらう以上は、占いは当たるのが当たり前。私はプラスアルファのほうが7割」としっかりした考えをお持ちでした。

 

占い師のトレーニング

占い師さんのもとにはケンカを売りにくる相談者もいるそうです。

20代前半のとき、占い師さんのところに、ケンカを売りにくる人もいたといいます。「噂であんたは霊感があるって聞いたけど、嘘ものね」と言われたそうです。

「今は、根性ついて、あれはトレーニングだったんだなとか思いますけどね」

インドで瞑想を教わってからは、なんでもかんでもとるのでなく、見える気をバリアするようになったといいます。

日本でいうと吉祥天女、インドでいうラクシュミー女神のお寺に行った時に、お参りをしたときのこと、その時に、目の前にピンクのサリーを着た人が立っていたんだとか。きれいなお姉さんだなと思って、5分ぐらい硬直したそうです。

ハッと我に返ったら、ラクシュミー女神の石像だったんだとか。それから、変な人には会わないようになったそうです。

また、気を得るために、160ヵ所の温泉を回るそうです。

占い師さんの占法は「密教占星術」です。

「もともとの原型は、弘法大師様なんです」

私はもともと弘法大師さんが好きで、密教系の仏教が好きなんです。実家は、弘法大師関連の遺跡が多いところです。実家の仏壇も、いいかげんというか、寛大というか、父親は「南無妙法蓮華経」、母親は「南無阿弥陀仏」だが、地域が弘法大師さんなので、「南無大師遍照金剛」と3つを唱えているくらいです。

占い師さんもこう言っていました。「弘法大師様は、すごい超能力者だったみたいですね。私、出身は茨城なんですけど弘法大師が掘ったといわれる温泉が4ヵ所ぐらいあるんです」

弘法大師の湯は日本全国にある。そもそも温泉を一番最初に発掘したのが弘法大師だったそうです。どこに行っても「弘法の湯」があるのです。

そこに杖を立てたらお湯がわいたというのは、今でいうボーリングで、一説によると、それは当時水銀を発掘するためであったとか。その結果、湯がわけば温泉にし、水がわけば農業用水にしていたのです。

占い師さんは、弟子入りした時は、タロット一色たったんだとか。しかし、胃潰瘍になって、統計学的なことをやりなさいということで、気学を学んだそうです。

さらに、温泉巡りで160ヵ所行ったとか。温泉は「佑気とり」といって、グッドパワーをとる方法なのだそうです。地面の中から出てくるから、温泉のマグマが気にいいそうです。

弘法大師が温泉発掘をしているというのは、水銀発掘だけではなくて、マグマの力を人間の中にとり入れるということがあるに違いありません。

地震の予兆は温泉から出るとも言われています。温泉がわくところは地震が起こるところだから、電磁波が下から出てくると、人間の気持ちに波動を起こして、ハイになったり、イライラしたりするといったことが起こるのだそうです。

通常はせいぜいいくつか行くぐらいなのに、160ヵ所も温泉を回るのは、やっぱり凝り性なのでしょうね。

「そうなんですよ。全部データをとって、ファイルと温泉と看板の写真を撮って、女将さんのサインももらっているんです」

きっとトレーニングというよりもただ楽しんでいるだけなのかもしれません(笑)

 

悪口や批判をしない占い師を選ぼう

「人と会って勇気を与えられる人だったらば、占い師のセンスはあると思います。たとえば、おでん屋のオバチャンやオジチャンが占いをやってもいい」

それは、コミュニケーションにおけるサービスカですよね。

「いかにこういうことを勉強できて、タロットとか道具が何か使えて」とかは、根気があればできる。ただ、「占い師になる方というのは、いろいろな前世因縁があるんです」と占い師さんは言います。

見えすぎて怖いということはないだろうか聞いてみました。

「それは、コントロールする修行がちゃんとあります」自分の好きな人が浮気したりするのが見えると、つらいそうです。

20~21歳の頃は、ピーンときたらしく、。二股をかけられているのがスグにわかったそうです。

家庭を持ってからは「今日こうしたら、うちのダンナは営業の仕事がうまくいくな」と、ホワンと感じるんだとか。

「その時に、その人にとって『待っていたんだ、その言葉』というのをいかに引き出して言えるかどうか。私は、的中率が低くてもいいと思っているんですよ。その人が、『ああ、占い師さんに会えて、やる気が出てきた』と言ってほしい。だから、はずれてもいいと思っているんです」と言っていました。

一時のブームで終わるんじゃなくて、おばあさんになるまで占いをやるんだと、思えることが大事なんだとも言っていました。

「相談者のことを怒らず、優しく根気よく気持ちを聞くことができれば、誰でも占い師なれると思います」

占い師さんの子供が、占い師になりたいと言ったら、どうするだろうか。

「私は、38歳で女の子を産むんですけど、小っちゃい時からこういうタロットとかに興味があれば、見守っていこうと思うんです。陰口とか悪口とか批判を言わない子供だったら、『フーン』と言って見守ります。あとは流行に走らない子だったら」とのことでした。

陰口を言う人は占い師には向いていないのですね。

「批判したりする占い師さんっているんですよ。怒る人とか、怖いことを言う人とかね」

それは占い師だけではなく、すべての人に当てはまることですよね。つまり、占い師になるには人間としての基本がしっかりできている人でなければいけないということなのでしょうね。

 

アガスティアの葉に婚約者の名前が

「20代は、ずっと彼氏ナシだったんですよ」

みてもらった占い師さんは美人でもてそうなのに、不思議でした。

「オフレコなんですが……」と、20代にあったいろいろなことを、話してくれた。霊感がある分、ナイーブな女の子だったようです。

そのために、精神的にも肉体的にも、苦労しているらしかったです。ケガをして入院中に、友達が持ってきた本で、衝撃を受けたそうです。

青山圭秀さんの『アガスティアの葉』と、深野一幸さんの『アガスティアの葉とサイババの奇蹟』である。

「ああ、私、行こう」と思い立ち、占い師さんは、アガスティアの自分の葉を見に、インドへ行ったそうです。

知らない人のために説明すると、アガスティアの葉とは、自分の一生が書かれている葉のことです。

ナイーブといっていたはずでしたが、きっとナイーブな人ほど、行動力があるのでしょうね。普通、感動しても「行こう」とまではしないと思います。

本を書いた人間としては、こんなうれしい読者はいないのではないのでしょうか。

インドへ行くと、アガスティアの葉が出てきたそうです。占い関係で36歳を過ぎたら、それなりにいい仕事ができるということ。結婚のこととか、車で事故にあうことまで事細かに1年ごとに書いてあったそうです。

「気持ち悪かったですよ」興味あるけど、怖いでしょうね。

「やっぱり自分の死ぬ時期と、両親の死ぬ時期を見るのが怖かったです。それもバッチリ書いてあるんです」

今は、アガスティアの葉はかなり混んでいるという話でした。

「私は超ブームになる前にインドに行ったんです。今は日本人が行くから、値段が3倍につり上がっています」

サイババにも、会ったらしいです。

指紋を押すだけで、名前も生年月日も全部出てくるんです。将来の配偶者の名前もあったといいます。「Kで始まる、ファーストネーム3文字」とあったそうでえす。

実際に占い師さんのご主人の名前は「Kで始まる、ファーストネーム3文字」なんです。

背丈・家族構成・身体的特徴・ホクロ・出身・会う時期。全てそのとおりだったそうです。

「ああ、30歳過ぎるけど、結婚できるんだ」と思ったんだとか。そして30を過ぎて突然、お見合いの話があったらしく、「エッ、あのとおりの人じゃん」と思って、それでお見合いしたらしいです。

ホクロが手にあったので、「間違いない」と確信して結婚したといいます。

自分の「アガスティアの葉」を見てみたくなりました。

 

匂いで占う占い師

タロットで、占ってもらう。占い師さんが、カードをシャッフルし始めた。

「厨房のにおいがしますね」

カードをめくる前に、占い師さんが言った。

「飲食店関係の際立った方々とすごくいいご縁が出てきますよ。ホテルの総料理長とか。タロットをシャッフルする時、気を読むんです」私は、ホテルやレストランの仕事が多いのです。

占い師さんは、気功と太極拳をやって、においや気を感じるようになったらしいです。

20代、胃潰瘍になったと言っていましたが、占い師さんが、他人の気がわかりすぎたせいに違いない。

「辛かったですよ。電車に乗ると、いろいろな人の気を吸っちゃって、降りた駅で吐くんです」

何でもかんでも受けていいのではなくて、受けていい気もあれば、悪い気もあるのだそうです。

占い師んは、小学校3年生からタロットカードをやっていたといいます。しかも、雑誌の付録ではなく、本物。今も持っているそうです。

書店でタロットを見て、衝撃を受けたとか。早熟です。

受験勉強も全部タロットだったらしく、「どこが出るかってヤマをかけるんですよ」と言っていました。

両親の家系も、霊能者がいるらしいです。

父方の家系は、長野県の拝み屋さん、シャーマンだった。そのため、生まれつき予知能力があったのかもしれません。

占い師さんにとっては、占いは、小さい時からの、日常だったのですね。

「やっぱり自分自身の生活も成功していなきゃいけないので、日々いい意味で緊張しているんです。占い師にもピンからキリまであって、自己破産したりする人までいる。相談する人は占い師からエネルギー、元気を分けてもらいたいのだから、『この人、大丈夫かな』と思わせるようではいけない」と言っていました。

占い師さんは、きちんと学校も出て、ある程度社会勉強もして、家のこともやって、結婚して、一応区切りがついたら、本物になるだろうなと思っていたそうです。

占い師さんは、OL経験もあると言っていましたが、組織で働いても、ちゃんとできるだろうなという感じがしました。

「育った家庭環境で、『何くそ』と逆境を乗り越えて占い師になる人もいる。でも私は、白分か働かなくてもいい環境に育って、『人生って何だろう』と、第三者的に傍観できたからよかったかな」と占い師になった経緯を教えてもらいました。